Body Cardio - 脈波伝播速度測定に関するよくある質問
脈波伝播速度とは?
心拍によって大動脈及び動脈樹を走る脈波が発生します。その、脈波によって血管の血液量の変化を促します。
脈波伝播速度は、脈波が動脈に伝わる速度を表します。心血管の健康状態を測定するのにもっとも有効な指標となります。
心拍数は一定の時間内に心臓が拍動する回数を表し、体の健康状態を測定する指標となります。アクティブでいればいるほど、心拍が低いです。
血圧は血液が血管壁にかける圧力を表します。高血圧は心血管健康のリスクを高め、心臓発作、心不全、腎不全につながる可能性があります。
心拍と血圧は心血管の健康を測定するのに有効なものの、心血管の健康の全体像を描くことはできません。一方、脈波伝播速度は、それだけで心血管の健康を一目でわかることができます。
脈波伝播速度で何がわかりますか?
脈波伝播速度は血管及び血圧の状態を左右することから、その測定は医療コミュニティの中で心血管の健康状態を測定するのにもっとも有効な指標として見なされています。
「脈波伝播速度を下げることは心血管の健康状態の向上につながる」 Pierre Boutouyrie博士、ヨーロッパ高血圧協会
「高い脈波伝播速度は収縮期血圧の高血圧につながる」 Dr. Gary Mitchell、フラミンガム研究
糖尿病、コレステロールや高血圧は動脈を硬くし、高い脈波伝播速度につながります。
高い脈波伝播速度は心血管の不健康を表し、高血圧のリスクを表します。
高い脈波伝播速度と関係するリスクは何ですか?
医療研究によると、動脈の硬さと心血管疾患のリスクは強い関係があることがわかります。硬い動脈は高血圧や発作の原因となることがあります。
心血管疾患を予測するには、脈波伝播速度がフラミンガムリスクスコアと同等に有効であることが証明されています。ただし、フラミンガムリスクスコアと違って、脈波伝播速度は心血管の健康の直接的な測定となります。
脈波伝播速度を向上させることはできますか?
ここで朗報です。健康な生活習慣に変えると、脈波伝播速度を下げることができます。肥満の方は、減量することで大きな影響をもたらすことができます。また、運動したり、塩分や飲酒を控えることでも脈波伝播速度を下げることができます。なお、ストレスを管理し、心拍を抑えることも長期的に動脈に影響を与えることができます。
Body Cardioと連携しているHealth Mateでは、ユーザーの年齢によって心血管の健康を向上するためのアドバイスを配信します。
Body Cardioはどうやって脈波伝播速度を測定しますか?
概念について
Body Cardioはユーザーの年齢と、血液が大動脈から足元に届くまでの時間を測定し、脈波伝播速度を算出します。
そのイノベーションについて
センサーによって、Body Cardioは心拍による体重の変化を感知することができます。そのデータで、体重計は血液が大動脈から排出された瞬間を感知し、それが足元に届くまでを特定することができます。その時間差及びユーザーの身長を元に、約15秒間で脈波伝播速度を算出することができます。
Body Cardioをインストール後、脈波伝播速度のグラフを確認するには5つの有効な脈波伝播速度の測定が必要となります。より正確に脈波伝播速度を測定するのに必要となります。これらの測定を行うとタイムライン上に表示され、グラフを確認するとタイムライン上にさらに通知が表示されます。
なぜ測定する時間によって脈波伝播速度が変わるのでしょうか?
脈波伝播速度の値は様々な要素によって左右されます:
- コーヒーの消費
- ストレスレベル
- 運動レベル
- 時間
- 食生活
- アルコールの消費
- タバコの消費
心血管の健康状態を最も正確に知るには、脈波伝播速度の長期的に測定することを推奨します。
より正確に測定するには
より正確に測定するには、下記を確認してください:
- 脈波伝播速度を静かで安定した温度(22〜23度)の環境で測定することを推奨します。
- 毎日同じ時間に脈波伝播速度を測定し、飲食、コーヒーやタバコの消費の3時間後に測定することを推奨します。
- 測定の際は、なるべく動かない・話さないようにしてください。
医療機関と比べて、Body Cardioの測定はどのくらい信頼できますか?
Body Cardioの正確さを保証するにあたって、Withingsは推奨規定に基づく実験を行い、Body Cardioと動脈の硬さを測定するのにシンプルな手法である脈拍計で測定した脈波伝播速度の値を比較しました。
100人以上の被験者をもとに動脈の硬さを専門とするチーム(Pierre Boutouyrie博士、ジョルジュ ポンピドゥー欧州病院)が実験を行いました。その結果、Body Cardioと脈拍計の測定値が同等だったことがわかりました。
脈波伝播速度は医療でどう使われていますか?
脈波伝播速度は心血管の健康を測定するのに重要な指標であるものの、既に高血圧と診断された患者に限定されています。
確かに、従来の脈波伝播速度の測定は少なくとも20分かかり、脈拍計という特定のデバイスで行われ、専門家しか実施できない診察となります。
その複雑さのため、脈波伝播速度の測定は医療期間においてもそれほど普及していません。しかし、今回Body Cardioで初めて家庭内で脈波伝播速度を測定することができるようになりました。